外国人入居者
- 山三不動産
- 4月7日
- 読了時間: 2分

今日は、以前経験した外国人入居者とのトラブルについて思い返していた。何年か前、ある物件で海外からの入居者が増え始めた頃のことだ。最初は特に問題もなく、皆フレンドリーで、異文化交流ができるのも面白いと思っていた。でも、ある日、ゴミの分別をめぐって近隣住民から苦情が入った。
その入居者は、母国では「ゴミをまとめて捨てる」のが普通だったらしく、日本の細かい分別ルールに戸惑っていた。何度か注意したものの、「なぜ分ける必要があるのか?」という根本的な疑問を持っていたようで、話がうまく伝わらなかった。結局、地域のルールを説明する資料を作り、ゴミ出しの日には近所の人と一緒に分別を確認することで少しずつ改善していった。
もう一つ印象に残っているのは、騒音問題だった。ある入居者が週末になると友人を呼び、自室でパーティーを開いていた。彼らにとっては普通の習慣だったようだが、隣の部屋の住人にとっては深夜の騒音が耐え難いものだった。最初は苦情を伝えても「楽しんでいるだけだ」とあまり理解してもらえなかった。そこで、近隣の人たちとのミーティングを設定し、直接話し合う場を持つことにした。その結果、お互いの習慣の違いを知ることで、折り合いをつけることができた。結局、その入居者は時間を調整し、騒音を抑えるよう努めるようになった。
こうした経験を振り返ると、「問題が起きたときにすぐ対処すること」と「お互いに文化を理解しようとする姿勢」が大切だと改めて思う。外国人入居者だからといって、悪気があるわけではなく、単にルールを知らないだけのことも多い。しっかり説明し、話し合うことで解決できるケースも多かった。
今日も、そんな過去の体験を思い出しながら、どうすればもっとスムーズに共生できるかを考えていた。言語の壁や文化の違いはあるけれど、少しの工夫でお互いに快適な環境を作ることができるはずだ。